手を伸ばす前のまわり道

うつ病のこと、猫のこと、大好きな音楽のことの雑記です。

サブマリン 伊坂幸太郎

 

サブマリン (講談社文庫)

サブマリン (講談社文庫)

 

 「サブマリン」読了。

「チルドレン」と立て続けに読んだせいもあると思うが、私の中での伊坂作品のトップ3に躍り出た。

文庫本の背表紙には「読み終えた瞬間、今よりも世界が輝いて見える大切な物語」と作品紹介があるのだが、輝いて見えるかどうかは読了直後の感情ではよくわからないが

何かは違って見える、のかもしれない。

一般的な家庭から、一般の社会から、健やかな生育から、遠目で見ると当たり前に見える幸福から、まあいろいろだ、そういったものから、片足を、半身を、あるいは全身を脱線してしまった者たちに、良いのか悪いのかもわからないけど、そもそも良いってなんなのかますれわからないけど、少しでも光が差し込みますように。

中村一義が言うところの、「愛が、全ての人達に、分けられてますように。」だ。

伊坂幸太郎の作品に出て来る音楽は、言葉なのにいい音で鳴る。

 

私も熊の着ぐるみを着て殴りに行けばよかったのだな。

そうしたら、もしかしたら、陣内のように少しは元気に広く気ままに傍迷惑な心を。


〝永遠なるもの(管弦楽器編)〟 中村一義

6月秋田通院終わり。

東北南部は先日梅雨入りしたとのこと。

仙台は東北南部に入るのか。よくわからないが

土砂降りの仙台を出て晴天の秋田への通院終わり。

 

めずらしくというか。今回の通院はちょっと先延ばしにしようかな少し薬の余裕もあるし。なんて思いながら、うまく新幹線のチケットの変更ができなくて行ってきました。

 

診察、開口一番「元気です」と伝えるものの、いくつかやりとりを経て「元気じゃないじゃない。」と言われてくる。そして「早くパートナー。」とも言われて来る。

 

今、心配なことは何もなくて

辛いと思うことはほぼなくて、

ただ、早朝覚醒(午前3時から一時間ごとに起きる。目覚まし時計いらず)と起床時感じる身体の重さ(重力10倍、宇宙飛行士の気分)

働いているときは気にならないが、抑うつ症状であるのかなと思う息苦しさが恒常的に続く日々。あと、自分でも「?」と思うくらい感情が動かない。

 

でも、痛くない。悲しくない。社会生活に支障はきたさない。本読んだり音楽聴いたりできる。そのために行動もできる。ということで「元気です」と言ったのだが、

 

元気ってなんだったっけね?

 

今回の通院ではこれを持参。新幹線で読む。

チルドレン (講談社文庫)

チルドレン (講談社文庫)

 

 だいぶ前に買ったんだけど、読み返すとやっぱり面白くて、帰り道駅からぶらぶら歩く道すがらこれを買う。

サブマリン (講談社文庫)

サブマリン (講談社文庫)

 

「 元気」とは陣内さんのような人のことをいう。のはあながち間違ってはいない。

 

雨上がり。夜。花粉も日焼けも寒さも暑さも気にせず

とぼとぼ歩くことができるこの季節は好きである。

伊東洋平「みやぎの歌」2019/5/25 @ IRORI石巻 

最近急に伊東洋平さんづいております。

TSUBASA

TSUBASA

 
One for All,

One for All,

 

 

なんでか、大きな仕事が終わって一息ついてからとか、すこぶるいいタイミングでライブの報せがあるのです。今回は、ワンマンライブです。

 

この間あったHei Tanakaのライブ以降、地元で好きな音が聴けることの意味と、そのためにできることについて少し考えるようになりました。

 

「音楽不況なのだから」と主に東京へ出掛けることがいつの間にか自分の中で当たり前になっていたのですが、そういう状況を変えていこうとする人たちと出会い・・・。

私は何もできないのですが、そういう身近で鳴らされるいい音楽に対して、価値に見合った対価を払うことが私にできることだ、と考えています。

 

そういうことを考える中で石巻であった伊東洋平さんのワンマンライブ。

「みやぎの歌」は、宮城県内で不定期に開催されるワンマンライブのタイトルだそうですが、今後は「ボクラノウタ」としてゆっくり各地に広がっていくとのこと。

これは行かねば!と思い行ってきました石巻

 

かつては、石巻は仙台から遠く離れた地だったのですが、震災以降、有料道路が整備され、短時間で行ける身近なところになりました。なんなら通勤圏内。

私は震災以降、仕事以外で初めて石巻を訪れる機会にもなりました。

少し街を散策しましたが、小綺麗に「復興」している最中である街の様子を見るにつけ、いろいろなところに震災の痕跡と記憶の種を見つけるものです。

 

話は戻り、IRORI石巻

居酒屋かと思いきや(笑)すごいオシャレなカフェでした。

https://www.instagram.com/p/Bx4KvlYgrC5/

こんなステージです。

ここが私のいたテーブルから見たステージ。

つまりアウトオブスピーカーの位置?きっと正面ではいい音で聴けたはずです、私整理番号堂々の最後でしたからね、でもリラックスして聴けました。ギターの手元をじーっと見る。(なぜだか見てしまう。自分が弾けないから尚更なんだろうか)

そしてスタンディングはそろそろ辛いお年頃・・・。

 

ライブは、常連さんの支えるステージという感じ。(ファンもお互いに知り合いという感じ)

ちょっとだけわたしちょっと違ったかしらと思いましたが、(例えるなら、スピッツのゴースカに遅れて行ったら初めてなのにいきなりカバーコーナーに遭遇みたいな、わかりにくい)よーへいさんの声とギターのリズムに集中してたら気にならなくなりました。

伊東洋平さんの歌。ファンに寄り添い、歌に寄り添い、それと対になり魅力でもある、言葉が浮かばないけどうーん常連さんとの間に今あるもの、温かいもの。

彼はそれをこれからどーーーーーーーんと突き抜けてもっともっと遠くに音楽を届けられるミュージシャンだと思う。だってアコースティックセットのライブがこんなにも素敵なのだもの。

 

ライブが残念になって音源自体を聴かなくなったミュージシャンもいる中で、わたしは洋平さんのライブは、たくさんの人に聴いてほしいと思う。

好きだなと思える声を、楽器の音を、躍動感を、間近で感じられるというのは本当に幸せなことだ。

 

ご本人も遠くを遠くを見据えて活動しているのがMCからたくさん垣間みえて、本当にエネルギーがある人だなあと思いました。だから愛されるんですねえ。

 

明日は酷暑の松島でフリーライブですって。身体に気をつけて歌ってほしい。


「TSUBASA」Music Video

アンコール最後の曲はこれでした。

 

石巻の街を散策する中で一番多く見たものは、石ノ森萬画館を起点として仮面ライダーのスタンプラリーをする人々。(老若男女問わず、ライダーはすげーなー)

 

わたしがインパクトを受けた出会いは、にゃんこ。

https://www.instagram.com/p/Bx3_b2HgfoI/

https://www.instagram.com/p/Bx3_gOQg1Ct/

街の中心部から少し離れた地点、恐らく津波で壁や窓や床がやられて、片付けたまま朽ちた元店舗のようなところ。にいるにゃんこ達。(緑の布の中にも白黒にゃんこが隠れてました)

 

伊東洋平さんは明確に夢を語っていました。きっと彼は成し遂げると思う。

 

わたしは何ができるのだろう。

伊東洋平さんのフリーライブ再び。

何気なくtwitterを眺めていると、前回インストアライブに行った伊東洋平さんのフリーライブがまた近くであることを知り。

asagitti.hateblo.jp

ちょうど、今日はのんびりDAYの予定だったので、行ってきましたフリーライブ。

今日は、スーパーマーケットの隣、マクドナルド前の小さな広場でのライブ。

普通に家族連れが買い物したり、マクドナルドのセット食べてたり、子供が走り回ったり、中高生がスマホいじくったりしている中でのライブ。晴天と涼しい風の中、子供達のはしゃぎ声も効果音。

とても気持ちのいいライブでした。

 

前回行ったライブは、駅ビルとショッピングビルの谷間に設置されたイベントスペースでのライブだったので音響の調整が大変だったかと思いますが、今回は音が直に届いていいな、と思った反面、

そりゃあ当たり前なんですが、歌に特に興味もない様子の人も多くいる中で熱量をもって歌うっていうのは本当に本当に大変なことだな、すごいな、というのを肌で感じてきました。 今回は、ステージというステージもない感じだったので尚更。なんつっても名前の看板、「伊東洋平ライブ」の「東」が明らかに誤字の後を切り貼りで修正されてるの丸分かりだし失礼だわー。おいおい。(↓写真の通り・・・)

 

わたしは近年インディーズのミュージシャンのライブを聴きに、主にライブハウスに足を運ぶことが多いのですが、

こういう風に、地道に地道に音楽を作って届ける人は日本にたくさんいるんだろうな、それをこんなに長いこと続けている伊東洋平さんに本当に頭が下がる思いでした。

 

しかも。年を経るに従って、声が出なくなるシンガーはたくさんいますよね。

よーへいさんの歌声は、そんなことは全くなく、むしろ表現力を増しているような。

ずっと歌っていてほしいなと思ったし、そのためにはリスナーは応援をしなくちゃ。

弾けないし吹けないわたしですが、好きな声と好きな音をずっと聴いていたいから。

 

ということで、今回敢えて全国に流通させていないというダブルリードシングル(表題曲、いわゆるA面が違うシングル)のもう片割れを購入してきました。

https://www.instagram.com/p/BxmGG4tlTnF/

来週石巻のカフェでライブとのこと。

体調と相談しながらも行ってみようかな、と。

 

今回ステージを見て思ったのですが、馴染みのファンがたくさんいらっしゃるようですね。素晴らしいことだなあ。そして、これからも客層が広がっていったらいいなあ。

いい音楽に年齢は関係ない。

 

わたしは、振り付けとか手をフリフリとかするのが苦手で、できたら音を自由に聴いていたい不器用もんなんでノリが悪く見えるかもしれないけど、楽しかったなーーーーー。アコギの弦が切れそうなくらいじゃかじゃか弾くのはすごく好きです。

 

最後に。洋平さんにまたサインをもらったら、ちゃんとわたしのことを覚えてくれていました。神対応?いえ、これは十数年前のイケメン'ズの時と変わらないのです。

これは音楽とリスナーに対しての真心だとわたしは思っています。


The LIVEREPORT「20180617伊東洋平」

秋田通院再開。

今月から秋田への通院を再開しました。

長らくお世話になっている主治医。私の成育歴や症状の推移など知っていてくださるので、短いお話でいろいろ伝わるような気がします。

今日は、ここ4月からのいろいろな出来事をお話してきました。

連休を機に気持ちを切り替えられた気がすることも。

 

いろいろお話しましたが、言われたことはですね

「次の課題は、愛情対象を見つけること。結婚するかどうかは任せるけど」

 

ええ。と思いました。「一日3キロ歩きなさい」とかならまだできるけど

それか!相手いないと無理じゃん!

 

愛情を注ぎ注がれる相手ができた時に、見えてくる景色が違うものになる、と。

 

言わんとしていることはわかるけど、

望んでできることとできないことがあるしさあ

第一わたし今は望んでないしさあ、歳も歳だしさあ

うだうだ言っても「できる」とダメでした。

 

む ず か し い

 

ねこではだめなのか。

 

偶然にも、新幹線の中で読むために持っていった本は伊坂幸太郎「砂漠」。

物語の終わりに、こんな言葉が出てきます。

「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである。」

サン=テグジュペリ著「人間の土地」より引用)

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)

 

 やっと人間に戻ってきた段階のわたしにはまだむずかしい。

純主観シューター(ズ)に小鳥美術館。

あっという間に終わってしまった十連休。

 

前半は、昨年度から引きずる体調不良を癒すための時間となり、後半は幸運にも好きな音楽に触れられて本当にパワーをもらいました。連休前半まで見ていた毎朝の悪夢を見なくなりました。そして、ちょうど仕事に対する勘を失わないくらいのおやすみ期間でした。わたくしとしてはGOOD。

 

毎年あればいいのに。

 

今も心を占めるHei Tanakaの音楽。

今回の東北ツアーの直前にあったライブが映像化されてました。

純主観シューター(ズ)Vol.5


Hei Tanaka 純主観シューター(ズ)Vol. 5 吉岡美樹

これは、ステージ上にカメラを入れ、決まりは編集なしカットなしそれだけ。映像クリエーターの存在ごと一緒に演出としてステージ作っちゃえ、というコンセプトだったはず。このライブですから。ほんとに。本当に楽しいですよ。なかなか言葉では魅力が説明できないバンドです。

 

あと、今、覚めぬ余韻で小鳥美術館もよく聴いてます。Heiでギターを弾いている牧野館長のやってるユニットです。


Storytellers | 小鳥美術館

 Heiとは全く関係のないところから、以前から好きなんですけど、(Heiのギターであることが未だにびっくりする)音源は長い活動期間に比して、2016年に初のアルバム出してます。この曲も、「ハロージャック」という曲名で収録されています。歌声は優しいけど洋楽のヴォーカリストみたいな力強さも混じっているようないつまでも聴いていたい声、そしてこのほかの人には弾けないセンスあふれるアコギです。

確かHeiのライブに、ヴォーカルの島さん(学芸員)がゲストボーカルで一曲だけ参加していましたけど、本当に、本当に、ワンマンやってくれないかな・・・。

Little Museum of Bird

Little Museum of Bird

 

Hei Tanakaがカバーしている、ライブではお馴染みの曲が何と音源化されていない。

先日のライブで牧野館長に「音源化しないんですか!」と聴いてみたら、「いや、すると思うんだけど、色々考えなくちゃいけないから・・・どうパッケージにするとか・・・」と真面目に答えていただいたので、(もうライブ盤でいいじゃん!と暴論を吐いたら「それができたらやっとるわ」みたいなことを言われました笑)正座して待とうと思います。待ちますよ館長!

 

Heiのライブ、あとは地元仙台でずっと歌っている伊東洋平さんのライブに行ってつくづく思ったんですけど、音楽業界ってのは本当に厳しい現実の中にあって、心ある人の支えによって私たちリスナーがいい音楽に触れ流ことができて、日々パワーをもらっているんだな、当たり前じゃないんだな、と。

ミュージシャンだけじゃない、レーベルだけじゃない、プロモーターや音響さん、映像の人、デザインの人、ライブする場所を維持している人、それだけじゃなく、細々とした管理をしている方、町のレコード屋さんから、そこを支える人たちもひっくるめてみんなみんな。

 

私のようないちリスナーができることは、音源買って、ライブに足を運んで、グッズ買って、応援しながら音楽で幸せになることだ。頑張らないと、と勝手に思っています(笑)

 

名古屋にライブ見に行きたくて、年間の仕事のスケジュールと首ったけな私です。

野音キセル買っちゃったしなあ。日帰りしようなかあ。賭けだからなあ。

仕事。。。。。なあ。

なんて。

伊東洋平さんのインストアライブに行ってきました

https://www.instagram.com/p/BxErJR-FSZ9/

伊東洋平さんのインストアライブ行ってきました。

 

元「イケメン'ズ」というフォークデュオ(最後のアルバムではエンタメ系POPデュオと書いてありました。色々試行錯誤があったのでしょう)を組んでらした、地元のミュージシャンです。このジャケットより、ご本人イケメンです。「イケメン'ズ 」というユニット名についてはまあアレですが(笑)インパクトは大でした。


イケメンズ - キズナ

私はこの「絆」という曲で好きになったのです。(動画では曲の2番から始まっています)CD音源はバンドアレンジになっていますが、私はこのアコギを掻き鳴らす姿が好きで何度か足を運びました。もともとストリート出身なだけあります。

 

もっといいMVもあるんですが、敢えてのこのフリーライブの画像です。

これは足を止めざるを得ない。

 

伸びやかな歌声とアコギ。向かって左のよっこさんがミュージシャンとは別の道を選んだことでユニットは解散となりましたが、洋平さんはずっと歌ってらしたんですね。

 

ふと思い出して何となく調べたら、近くでインストアライブある!ってことで行ってきました。

 

伸びやかな歌声は健在。ライブ1部では、オケの音とカホンの音がでかくてアコギがやや聞こえず。2部では、ほぼオケなし?ギターと歌声がよく聴こえました。(カホン少し音抑えて!)

 

CDにサインをいただくとき、イケメン'ズからの10年ぶりくらい?なのを伝えたら「何とかやってます、何とか」とおっしゃってました。

今、音楽シーンは多様なものになっていますが、当時から今まで、時にはメジャーシーンも見据えながら仙台というなかなか音楽を続けるには難しい土地でずっと続けていらっしゃったことに敬意を表します。

そして、今も歌っていてくれてありがとう、ですね。

 

ライブ行きたいと思ってます。