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asagitti's blog

うつを,くらしを,音楽を,ファッションを,ゆるり,ゆるりと。あと猫。

不易と流行

わたしが駆け出しの頃,お世話になった大先輩から連絡をいただきました。

 

わたしのほぼ全てを知っている数少ない理解者の一人であり,

(こういう方々の存在のお陰で今ここにいます。)

プロ意識の固まりのような方であり,

この業界にこのひとあり,とその名を広く知られるひとであり,

でも頑なに出世や役職を固辞して現場で実践し続けたひとであり,

今はもうご退職されて,文字通り悠々自適に生きていらっしゃいます。

 

そして何がすごいかって,あれだけの仕事をしながら,プライベートの時間をとても大切にする。登山に陶芸に料理に編み物に。

ちゃんと自分のコンディションを自分で整える。

ここが敵わないところ。

 

わたしが「今,また病休を取っているんです」と話すと,

「まーた自分を投げ出して無茶な仕事したんでしょう。分かるんだからね(怒)」

とのこと。敵いません。

 

W先輩は(こんな呼び方はしませんが)

ご自分の信念のもとに筋の通った実践をする姿勢をもっていらしただけでなく,

経験のみに胡坐を書くことなく,いつまでも学び続ける謙虚さも持ち合わせている素晴らしい方でした。わたしのような若造(当時w)とディスカッションしてくださる懐の深さの持ち主でした。

理論と信念による確かな実践は,確かな成果となって現れる。

 

 

わたしは約4年くらい,なぜかセットのようになって仕事をさせていただいたのですが,不肖わたくしめを「育てよう」と尽力してくださった方でもあります。

もちろんご自分も実践しながら,ですから,「背中を見て学ぶ」こと多し。

よって,W先輩の一挙手一投足,私に任せてくださる仕事,その他いろんなことに,「W先輩の意図」と「想い」を感じながら仕事をすることができました。

W先輩は格段に仕事ができる方ですから,必然的にいつも難しい現場に配置されることになります。私自身も,一緒に修羅場をくぐらせていただきました。

宝物のような経験です。

 

不易と流行。

わたしの業界では,かつて,大切だとしっかり押さえられていたもの。

 

W先輩との数年間で,わたしは「不易」の一端を知ることができたように思います。

たぶん,今後どの現場に行っても,基本は変わらないもの。

そして,追究しても追究しても飽き足らないもの。

 

そして,「流行」は。

私は「不易」を基盤としてその上であるべきものだと思うんです。

さすれば,とっても面白い実践ができる。

しかしながら,今は不易を疎かにして表面的に,でも派手に追うことが推奨されているように思います。

仕方がない面もあります。限られた時間と体力の中,ありとあらゆる「流行」がぶち込まれ続けていますからね。

回避するには,派手にね,やってますって宣伝すりゃあいいんです。表面的に見えるようにやりゃあいいんです。そしたらとりあえず上に褒められるんです。(ICTだ英語だなんだと,提示する前にちゃんと上で精査追究しやがれってんだい(゚⊿゚)あ,言っちゃった)

でも,そこに意味なんてない。少なくとも私には何も見つけられなかった。

(これでも一応やってみた)

 

わたしの仕事は,世間にゃー好かれない仕事ベスト10に入るでしょう。

ここ数年来で,やってる方も疲れ果てちゃった仕事ベスト10にも入るでしょう。

 

尊敬する先輩が疲れ果てて辞めちゃったり,こんな現場じゃあダメだと研究職に鞍替えしたり,なんとか変えねばと実践から人材育成の分野に回ったり,と。同志が減っていく現実。へこみます。

 

あたしゃー,良く考えたらうつ病だしね('A`)

 

でもまだわたしが現場にこだわるのは,(病休中だが!)

「不易」の力を信じているからです。

 

出合い,力を尽くし,別れ,見送る。

あとはこっちこのことは忘れて,前を見て進んでほしい。

これだけのことなのだが,

ここに込めるものの深さは人それぞれ。

どうせなら,やれるだけやりたいね。

 

まずは自分の健康。はーい。/(^o^)\