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asagitti's blog

うつを,くらしを,音楽を,ファッションを,ゆるり,ゆるりと。あと猫。

野音でキセル2015 8/30@日比谷野外大音楽堂

「夏やと思ってセットリスト考えたのに」

「夏が行ってしまわれた」「何も言わずに(笑)」

と兄弟がぼやく小雨の中、「野音キセル2015」は始まった。

 

が、いや。

夏の終わりに、虫の音が聞こえるくらいの時期に、

雨に打たれて聞くキセルの「夏のうた」は、しっくり馴染む。

ビルの谷間の曇り空が、こんなに美しいとは。

 

「明るい幻」からの選曲がやや多かったが、

「おに」とか、(友晴さん声の伸びがすばらしい)

「ハナレバナレ」とか、「夏嫌い」とか、昔の

オリジナルでは「音の隙間」がぐっと心を掴んだ楽曲たちが

今度は5人のバンドのアレンジとなってぐっと心をつかむ。かっこいい。

 

それは昔の曲をアレンジしなおしたとかリメイクしたとか、

あるいは新しくなったとかそういうことではなく、

 

絵画の風景が3次元のものとなって目の前に広がった感じ。

もちろんバンドメンバーが一流なんだけど!

 

これがキセルだ、圧倒的だなあと思った。

 

ライブでは定番の「エノラ・ゲイ」(キセルなりのメッセージ)や「ギンヤンマ」

そして大好きな「ベガ」がくれるしあわせな気持ちは3倍増し。

(いつか、バンドアレンジの「ベガ」が音源化されないかなー。あの、間奏で一気に盛り上がって、一転静かに穏やかにうたがはじまるところがとっても好きだ)

 

野音のステージにキセルは似合うなー!

雨の中のキセルは安心するなー!なぜだろう。

 

最後に、キセル兄が

「『明るい幻ツアーはまだ終わってない感じがする』」

「でも今日で『明るい幻』は一区切り」

と言っていた。

 

実は私の体にも「明るい幻」の楽曲は

それまでのアルバムたちと比べるとまだ馴染みきっていないのだ。

でも、こうやってライブで何度も演奏されて、何度もアレンジされて、

揉まれて、いろんな楽曲に挟まれて練り直されて、

だんだんわたしの人生に馴染む楽曲に、アルバムになっていくんだと思う。

 

そしてキセルの楽曲には、「雨」がよく出てくるのにも気がついた。

 

真夏の空に 僕らはじっとして

そんな風に日々が 過ぎてはほっといて

大事なものはね なるべくとっといて

優しい雨に 降られてほっとして

         「夏嫌い」キセル

まるで今夜のことのよう。

 

 

 ライブ会場限定販売の、キセル初のカバーアルバム

「Songs Are On My Side」

全曲ふたりの宅録。ミックスまでふたりでやったという作品。

この形態は、はじめて出したカセットテープ以来だって!

SUKIMAを楽しむぞ。


kicell cover album / 『Songs Are On My Side』予告〜海編 ...

 

このアルバムはもうその名の通りon my side!