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asagitti's blog

うつを,くらしを,音楽を,ファッションを,ゆるり,ゆるりと。あと猫。

中村一義 エドガワQ2017〜ERA再構築〜@江戸川区総合文化センター

 

https://www.instagram.com/p/BQpszHcFPMD/

だいたいライブに行くと、自分の備忘録がてらライブレポらしきものをあげるのだが、今回はなかなか書けなかった。

ヘルマン岡本洋平の復活もあり、(これはなんというか別)中村一義の誕生日ということもあり、祝福ムードに満ちていたライブであった。

「よかった」という声で溢れていた。

 

しかし、「ERA」というアルバムは私にとってはあまりにも大切すぎて、自分の人生と直結しすぎて、愛するあまり、一音一音、曲と曲の空白に込められている空白までが.

「 ERA」なのであり、全てを味わい尽くしたかったのだ。

欲張りだろうか。

 

多分今回の「再構築」は、あの盤面に、怒り、祝福、嘆き、喜び、が混在する濃い、濃い、混沌としたあの当時の中村一義の世界が「仲間」とバンドサウンドで鳴る。

そのことだったんだろう。

ライブの冒頭、「金字塔」再現ライブを意識してか着席で息を飲んでいた観客に身振りで「立って」と促したのはバンマスGr.町田昌弘。きっと、だからなんだろう。

 

しかーし、私はあの「ERA」が今鳴るのを体の全部を使って味わいたかった。

ゲルニカ」の痛みの中で目の前に踊り狂う人に戸惑った。

「21秒の沈黙」で笑いなんておこったのは心底がっかりした。

 

あの沈黙の持つ意味。

私は一音一音刻み込みたかった。だから、正直不完全燃焼だったのだ。

 

ゲルニカでストリングスがバンド仕様にアレンジされていたり、テンポや拍子がアレンジされていたり、そういうのは大好き。

でも、できれば「ERA」再構築を全部刻んできたかったなあ。

 

個人的な話になるが、私は今PTSDうつ病を長年患っている。

その元となることを通っている時期、リアルタイムで金字塔と出会って引っ張り上げられた。蜘蛛の糸だ。

困難は続く。そのあと、また引っ張り上げてくれたのは「ERA」だった。

 

「ERA」はあまりにも自分の人生とリンクしすぎている、ただそれだけのことだ。

頭の中で再現できるくらいだ。

 

しかし、今回のライブで「ERA」は「箱から出た」。

モノクロの盤面から広い広い世界へと旅立った音たち。

もともと最近じゃライブで演奏されるようになった曲たちが多かったとはいえ、

あのアルバムは個々人のものから、みんなの前で鳴るものになったのだ。

 

時は流れたのだ。

そういうことなんだろう。

 

だから、ライブで歌い切る声をこれからはつけなきゃダメだ。

あなたが歌うから意味があるのだ。