asagitti's blog

うつを,くらしを,音楽を,ファッションを,ゆるり,ゆるりと。あと猫。

カクバリズム15周年イベント番外編「キセルと田中」@渋谷WWW 2017/11/22

いろんな事情で今回のカクバリズム15周年イベントに行けなかった私ですが、このツーマンの知らせを聞いて秒速で参戦を決めました。祝前日とはいえ平日なのに!

(チケットを取るのも秒速でやりました)

https://www.instagram.com/p/BbyrwUMgWIa/

キセルと、田中馨(ex.SAKEROCK)率いるHei Tanakaのツーマン。

角張社長のDJとともに。これは多少の無理をしてでも行くしかない。

 

初めてライブを見たんですが、すごいなHei Tanaka!

このバンドは絶対にライブで見るべき。楽しすぎるから。

田中馨のやりたいことを具現化するためのメンバーのプロの仕事、

そして田中馨のベースのプレイ!なんで踊り狂いながらあんな音出るの。

なんでそんなベースライン弾けるの。

その音どの弦から出てるの。

手元を見ているだけでももう楽しすぎてしょうがないのに、ショーとしても楽しいんだからもう楽しくて楽しくて。

サックスもいい仕事してますねー。サックスがメインのところは「ベーシスト」にちゃんとなっている田中馨。それ以外のところは、ベースが主旋律というか、うまく言えないな、未体験の世界だった!

 

どっかで「Hei Tanakaの曲は、いいフレーズがたくさんあるんだけど、それが『全部一緒になって襲ってくる』」(うろ覚えなので間違いがあったら失礼します)という記事を読んだのが体感できた。なんらかの素敵な塊に襲われた。

※調べました。「フレーズ一個一個を抜き取るとすごく可愛いんだけど、可愛い顔をしたフレーズが鬼のように襲ってくる曲だねbyメンバーの小鳥美術館のまきお君」でした

 

私は幸いにも(偶然にも)スピーカーの音がどーんとくる位置で見ていたんだけど、音が、音圧が、内臓にドカンドカンくるんだが、楽しいったらない。

音源は、ソノシートとカセットテープしか出ていなくて(笑)次に出るのは7インチっていう、もう!ライブ行かなきゃダメじゃん!っていうところがすごく「らしい」。

最後の曲では田中さんバグパイプ吹いてました。

初めて生で見たわ。

 

ちなみに物販にあったカセットテープは私が見たときはもう売り切れ。

Tシャツを見てたら田中さんから「ありがとうございます」と声をかけていただいたので、「CD出してください」とお願いしてみたら、「7インチのあとにね」と言われました。

こういう人が、音楽で食っていける音楽業界がずっとずっと続くといいし、守ってるカクバリズムについて行くぞ。

 

キセルのライブは、本人たちが「普通にやりますね」と言っていた通り、いつものキセル。でも、12月発売のアルバムからの新曲多めでした。

新曲は、耳馴染みになっている曲おありましたが、どれも早く詩が読みたいな、と思いました。キセル、昔はよく「浮遊感」というのが枕詞になっていたけれど、どんどん地に足をつけて、土に足跡をつけてゆっくりと歩くような、そんなミュージシャンになっていくなあ。

おなじみの古い曲たちもアレンジされ、今回は「エノラ・ゲイ」が東京音頭みたいな、なんていうか、えっさほいさというリズムになっていたり、「ギンヤンマ」が、最小限の音で最大限にブワっと飛べるようなアレンジになっていたり、本当にキセルの曲たちは生きていて、日々変わっていくんだなあと思いました。

この人たちの曲も、その時のそのライブでしか聴けないアレンジというのが多すぎて、ライブに行かなきゃ始まらないのです。

 

カクバリズム15周年ということで、初めてカクバリズムに所属してSAKEROCKと一緒にツアーを回ったとき、弟がしょっぱなから打ち上げの帰り足を骨折したという話をしていて、あーーあったなーー!と。仙台でのライブ終わりで。

今回は多くは語らなかったけど、あの時ね、牛タン食べて浮かれてスキップ気味で飲み物を買いに行こうとして「足をぐねった」(弟談)と言っていたな。

あの頃のキセルはブログを結構更新していて、弟が病院で車椅子に乗ってめちゃ落ち込んでる写真がアップされていたことと、骨折した後の弟のプレイが良くて「骨折ったほうがいけるんちゃう」「文字通り骨身を削って」と兄にいじられていたことを思い出しました。

 

キセルはダブルアンコールまで。(最後は「2%くらいしか使わないと思っていた」と言っていたミュージカルソウを使って「たまにはね」)

ダブルアンコールの時、兄さんが「なんも考えてなかった、なんかやって欲しい曲ありますか?・・・特にない?」と問いかけてたけど、答える人がいなかったのは、ありすぎて言えないのと、キセルから出るものが聞きたかったのと、そのせめぎ合いがあったからで、特にないわけでは断じてない。

 

終わったと思ったら、角張さんの心地よいDJ、をかき消すように歌い踊りなだれ込んできた Hei Tanakaの面々。最初は目を丸くして見ていたキセルも、スタッフに促されケーキとシャンパンを持って客席へ。先日の角張渉社長のサプライズバースデーでありました。一緒に祝えた我ら。楽しいったらない。

 

楽しい時間をありがとう。


Hei Tanaka 純主観シューター(ズ)Vol. 4 大関泰幸