入院による骨瘤の放射線治療延期により,2年ぶりの健康診断を受けてきました。
全身麻酔下で行うため,可能であれば歯石を取る治療も希望していましたが,
結論から言うと,不整脈が出てしまい,歯科治療はできませんでした。
以前から,心臓の肥大は分かっており,これまでも麻酔をかけたときにわずかに不整脈が現れてはいたのですが,今回はそれが顕著に出てしまいました。
軽い麻酔をかけた時は心拍がかなり安定していたものの,検診を終え,歯科治療を行うためにより深い麻酔に移行しようとしたら,途端に心拍が不安定になって中止したそうです。
歯科治療はドリルなどの振動でも覚醒しないくらい深い麻酔が必要なのだそうですが,若葉の心臓はそれには耐えられないということがわかりました。
地道に歯磨きしていきたいと思います。
その他は,特に内臓系には異常が見られず元気。
しかし,血液検査で,血中のカルシウム値が正常より高く出ていました。
これまでは出ていなかった症状です。
考えられる原因としては,腎疾患,内分泌疾患のほか,骨の新生物で上昇するそうです。よって,これは骨瘤の進行によるものであることが疑われるそうです。
ちょうど,麻酔をかけようとしたときに若葉がおしっこを漏らしたので(びびり猫・・・)尿検査もついでに行ったところ,尿からもカルシウムの結晶がたくさん検出されたそうです。
骨瘤,関節だけでなく,内臓にも悪さをするとは。
尿にカルシウムが出過ぎていると,腎臓に負担を掛けることになります。
また,このカルシウム値の値が,他の疾患に由来するものではないということを確定させるために,尿と血液を外部機関に出して追検査をします。既に,若葉の主治医の中では投薬治療をすることも念頭にあるようです。
今回は歯科治療も見据えていたので,絶食させる時間が長くなってしまったのですが,
病院で麻酔から覚めるとお医者さんを威嚇し,水も飲まぬフードも食べぬ,ご厚意で頂いたオヤツまで口にしなかったそうです。こんなねこ,入院できるのか・・・。
若葉は無事にうちに帰ってから,ご飯とオヤツをもりもり食べ,水もがぶがぶ飲んで,数回トイレを済ませてから寝ました。飼い主も頑張りました。