手を伸ばす前のまわり道

うつ病のこと、猫のこと、大好きな音楽のことの雑記です。

サブマリン 伊坂幸太郎

 

サブマリン (講談社文庫)

サブマリン (講談社文庫)

 

 「サブマリン」読了。

「チルドレン」と立て続けに読んだせいもあると思うが、私の中での伊坂作品のトップ3に躍り出た。

文庫本の背表紙には「読み終えた瞬間、今よりも世界が輝いて見える大切な物語」と作品紹介があるのだが、輝いて見えるかどうかは読了直後の感情ではよくわからないが

何かは違って見える、のかもしれない。

一般的な家庭から、一般の社会から、健やかな生育から、遠目で見ると当たり前に見える幸福から、まあいろいろだ、そういったものから、片足を、半身を、あるいは全身を脱線してしまった者たちに、良いのか悪いのかもわからないけど、そもそも良いってなんなのかますれわからないけど、少しでも光が差し込みますように。

中村一義が言うところの、「愛が、全ての人達に、分けられてますように。」だ。

伊坂幸太郎の作品に出て来る音楽は、言葉なのにいい音で鳴る。

 

私も熊の着ぐるみを着て殴りに行けばよかったのだな。

そうしたら、もしかしたら、陣内のように少しは元気に広く気ままに傍迷惑な心を。


〝永遠なるもの(管弦楽器編)〟 中村一義