手を伸ばす前のまわり道

うつ病のこと、猫のこと、大好きな音楽のことの雑記です。

わたしの主治医が亡くなってしまった。

わたしの主治医が亡くなってしまった。

葬儀は昨日だった。コロナウイルスのバタバタと仕事のバタバタ,自分の転勤のバタバタに塗れて,ちゃんと情報をチェックしていなかった。

お彼岸のお昼に旅立たれた。空は晴れていただろうか。

 

精神科医は,いや誰でもそうだけど,

でも精神科医の代わりなんていない。

わたしのうつ病が,生育歴からのPTSD由来であることを見抜き,10年近くに渡り,宮城で,秋田で,場を変えても私を死の淵から生きることへ引き上げてくれた。

 

私は,あの時,死ぬことが前提で生きていたので,1ヶ月先の予定も入れなかったのだ。自分で自分がいつ死ぬかわからないと本当に思っていたから。

私が自分のことを大切だと思っていなかった,生き方そのものが自傷行為だった,ことにも自分では気付けなかったのに,そのことも見抜いてくれた。生きていていいと思わせてくれた。

 

10年経った今は,スキルアップのために研究への道に足を踏み入れることができるようになったくらい,回復したんだ。

変わった私を見て欲しかったんだ。

まだ途中だったんだ。

死ぬなんてひどいじゃないか。

今死んじゃうなんて,ひどいじゃないか。

 

明日はちゃんと笑って仕事するから。だから少し泣くけど,

先生が死んだせいで私まで死なないように頑張るから。

私のうつは,後は自分で何とかせいって言うでしょう。

だから,何とかするから,でも少し,まだ天国にはいないんだろうから

まだ少し,力を貸してください。

 

私の親より,誰より,私を理解して導いてくださった。

誰よりも信頼していた。

でもいつか別れるのは知っていた。私は患者だから。

でも,突然すぎるから言いたかったことをたくさん溜めていたんだよ。

この気持ちをどこに投げればいいのかわからないからブログに書いたんだ。

葬儀には行かなくてよかったんだと思う。行かなくても伝わるでしょう。

 

私が秋田に通院することは,もう,なくなりました。

 

先生,さようなら。

励ましてくれたこと,怒られたこと,力を貸してくれたこと,閉鎖病棟に入れたれたこと,言い聞かせてくれたこと,白衣姿,白衣じゃない姿,書いた本,ブラックジョーク,忘れないから。

さようなら。

さようなら。